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お客様とユニークサービス・製品をつなぐよもやまブログ

日本製Tシャツは高耐久とこだわりで生き残る

サービス・商品のこと | 2017/06/01


TG-1500使用例

広報のTです。

Tシャツは世界各国で愛されているグローバル製品です。

ですから、普通のTシャツはどの国で作ってもさほど品質に差がでず、あとは価格面での勝負になりがちです。

世界には日本と同じミシンを使って、1/10以下の工賃で作ってくれる国もあるので、日本でTシャツを作ることは厳しいと言えます。

一方、海外の工場はほとんど「大量生産」する場所です。数百枚・数千枚の少量(!)では仕事を受けてくれません。

少量でも求められるものは、日本で作るしかないのです。

弊社がTシャツをつくるのは、こうした意味でも大事な仕事だと思っております。

幼稚園の3年間を生き残ってお下がりになるTシャツ

幼稚園というと、子供が走り回り、泥で汚れ、衣服は半ば使い捨てとお感じなるかもしれません。

ところがどっこい、3年間生き残り、さらには下の子のお下がりになるTシャツがあります。

それが弊社TG-1500。

特徴はまず生地が良い。元々は東レが開発した生地であります。ポリエステルを表地、綿を裏地に配して着心地と丈夫さを両立いたしました。

プリントを入れたTシャツを少量補充すると、1枚単価が上がってしまいます。そのため、日常のユニフォーム的に使う場合は、「丈夫さ」も大事な要素になると思います。

消防の現場で愛されるTGシリーズ

特集_消防車画像

消防や消防団の活動現場でも、弊社Tシャツが活躍しています。

基本的に官給品や団用品なので、支給されて1年でヨレヨレでは話になりません。

普段から長時間着用し続ける上に、動き回る現場ですので、快適さや並以上の吸汗発散性能が求められます。この辺りも、独自の生地と設計を施してあります。

今年は、消防向けを意識しつつクールマックス生地で新製品を投入しました。軽快な着心地が特徴です。現場の声をお聞きしながら、こちらも改良を重ねていきます。

時には販売用のこだわりTシャツまで

Tシャツのデザインというとプリントで済ますのが、安上がりで一般的です。

プリント以外では、色の違う布を繋いで「切り替え」をつけたり、生地自体を柄で染めたりと、デザイン製の高いTシャツもつくっています(OEMなのでお見せできず残念です)。

最近では、ある団体の販売用Tシャツとして「まん丸のポケット」をつけたTシャツのご依頼がありました。

まん丸のポケット、縫製がとても難しいのです。角が丸い程度のポケットは大丈夫でも、よれる布と布同士を正円に近いアールにそってきちんと縫うのには、それなりの準備や技術がいります。

サンプル時点では、カクカクした円になってしまい担当が頭を抱えておりました。最終的に工場の尽力で製品時には及第点まで達しておりました。

こういう話をすぐ修正して対応できるのは、日本の工場でしかできないと感じます。

買う時は高くてもコスパも高い

私のタンスの中には十年以上もやぶれず形を保っているTシャツがあります。

弊社のTシャツです。普段使いした結果、11年目に肩の部分が擦れて生地が薄くなり、数枚ほど新しくしました。

一度売ったら、当分買い換えてくれないTシャツ・・・。これはこれで、商売としては良いのかちょっと悩んでおります(笑)。

コスパはダントツですね。